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肛門外科

肛門の病気は恥ずかしさもあって相談しにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。
また、いざ相談をしようと思ってもどの病院を受診してよいか分からない方も多いと思います。
肛門に関係する病気の代表として痔(いぼ痔と切れ痔)がありますが、日本人の3人に1人が痔持ちと言われるほど皆さまに身近な疾患です。
いぼ痔の治療としては生活習慣の改善や内服薬、手術などがありますが、当院ではいぼ痔を切らずに注射で治す硬化療法(ALTA療法)も行っております。
日帰りで30分程度の治療で、手術に比べて治療後の痛みもほとんどなく身体的負担も少ないです。
ただし適応とならない場合もありますので、まずはお気軽にご相談ください。

主な症状

出血(痔核や裂肛)、痛み(裂肛、外痔核)、肛門周囲の腫れ・痛み・熱感(肛門周囲膿瘍)、肛門からの脱出(内痔核・肛門ポリープ・直腸脱)、膿が出る(肛門周囲膿瘍・痔ろう)など

 

ALTA療法(内痔核硬化療法)

従来は座薬や軟膏による治療で改善が得られない痔核に対しては手術での切除という選択しかありませんでした。ALTA療法とは痔核に対して「ジオン注」という薬剤を直接注射することで、痔核を固めて縮小させることで、メスを使用せずに注射のみで脱出症状や出血症状を改善させる治療法です。

治療にあたっては四段階注射法という特殊な手技を要するため、専門的な講習会を受講してこの手技を取得した専門医のみが治療を行うことができます。このため治療可能な施設は限られていますが、当院ではこのALTA療法も対応可能となっております。

 

  • メリット

  ①メスを使わないため術後の痛みや出血がほとんどなく、日帰りでの治療が可能です。

  ②保険適応の治療であり、手術と比較して経済的負担も軽減されます。

 

  • デメリット

  ①全ての痔核で適応があるわけではなく、外痔核成分が大きい方や嵌頓痔核などでは従来の切除による治療法との併用が望ましいケースがあります。

  ②再発率は従来の手術的な切除よりも高いといわれております(5年で10~40%)。

  ③治療効果が得られるまでに1カ月ほど要することがあります。

 

ALTA療法が受けられない方

  • 妊娠中あるい妊娠の可能性のある方
  • 授乳中の方
  • 透析治療を受けられている方
  • 痔核を肛門内に指で押し戻すことができない嵌頓痔核の方
  • お子様

 

ALTA療法の費用

保険診療ですが当院では日帰り手術としての短期滞在手術等基本料がかかります。3割負担の方でおよそ2万円程度です。

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